平成最後の年の瀬ですが
今年の年初から取りかかっていた
御所人形の写し作り。
初詣に行きそびれたかわりに入手出来た
古手の御所さん↑
額の破損部分は桐の本体が木屑に変わり
今にも顔面の胡粉まで崩落しそうな状態でした。
それでも古手ならではの
引き締まった面持ちに惹かれ
やれるだけのことはしてみようと
作業をはじめました。
少々手荒な補修・補強を施し
(罅・崩落部分に 木工用ボンドを流し込み)
当面の崩壊を食い止めたあと
本体に手をかける前に
いつもの石粉粘土で写しの制作を始めました。
頭に開いている穴と切れ込みは
頭髪が植えられていた名残になります。
最終的には髷を結い衣装を着ていたはずの
往年の姿を再現したいです。